昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すべてのよろこび

いつも誰かの食い物にされ、消費されるための毎日の中で殺伐としてゆく意識の波形、経過してゆく意味の中で言い訳ばかりを重ね、懐疑的に配される愛に関わるほどに、敵意にむしばまれ、無駄な争いばかりを重ねては、勝手気ままに募る痛みの中で枷に変わるだけの世界に求められる代償や、刹那に裁かれるだけの堕落した日々を厭いながら、移動してゆく意識は、陰鬱な衝動をかかげ、健気に募らせる苦しみの配下になり、似合わぬ意思をかかげては、接続された痛みにむしばまれ、無残に切り刻まれた身体に孕み続けるつたない接続の中で枷に変わるだけの惰性な日々から解き放たれ、はびこる悪意を昇華させ続ける思いが機械的に妨げられてゆく私たちが滑落しては、散漫な儀式の供儀として存在している動植物の恨みつらみなんかが、はしたなく交わる先に寛容さなんかは損なわれて、そこかしこに愛憎ひしめき、悲観的に募らせる観点の中で思いがつつがなく続き、決別しても尚、特別に混ざり合う私たちの動機は、モラルすらも捨て去り、すべてを置き去りにし、憎しみばかりを膨らませるだけの君たちの演技に参加せずに、選択権すら破棄し、はびこる悪意が枷に変わるだけの退屈な動機から逃れて、健気に寝返りながら、願いなどはせずに、画期的に生み出す答えに騙されずに、ずさんな関与から、寛容さを破棄して、悶える隙間から緩衝する対象たちとの間で、排斥される理由が即座に補完される思いが敢然と立ち向かい、迎え撃つ先々で返り咲く理由が継続したものが、私自体の命を引き伸ばして、ここで終わりを迎えても刹那に描き出される真実は、打算的ではなく、怠惰にもつれ合う今をつぶさに観察し、解明されることごとくが統合されて、途絶えることなく続いて来た命が気配を攪拌して、飾ることなく備わるままに自らを表現し、些細なことにかまけるだけの堕落した日々から解き放たれ、忌々しく現れた今から乖離し、理解などを求めずに、理性すらも捨て去り、さびれた意識がいびつに体現するものに還元されるだけに保たれたものなどを蹴散らし、この命の汚穢をカタルシスに至らせるために、文明などから離れ、静かに接続されるものに耳を傾ける。