昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

芳しい行為

顕示欲政治力、奪い合うための観念、カーストのあいだですなどる関連、寂寞で連ねるつたない思いが寂寞にからまり、関わるほどに枯渇する感性や、契約などを用いて、世界に縛り付けるだけに至るだけだと、途端に捕縛され、均等なものなどないのに、君は見てほしいためだけに補足される今には忌まわしいものだけが詰め込まれてく。流されやすい君の善悪、判断なんてひとつもできないのに簡単に還元される罪、形式的な意味にほころぶ君の笑顔が引き攣り、海馬を切り取られたアニマやアニムスやらとシンクロしては記号化された余韻を睨みつける君のファルスを信仰する権力的な神の理知などを親友として迎えてる限りは、親的なものを乗り越えられず、依存的な支配の形式から逃れられず、生を軽視し、独善的なものを是認し、認識の誤りを訂正できずに、傷ついたり勝ち誇ったり、苛立ったり、と分裂的な自己が更新してゆく現在などは、妄想の世界にしか満たないのか、と汚い世界に期待なんか孕むな、と変わることを恐れるがあまりに排外主義に陥るようなイカれた連中が連動させる権利の甘い蜜なんかを吸いたくもないし、そこで自ら腐るよりも、綺麗に逝く方法論を謳う涅槃の使者の銃口を避けながら、気だるい妄想に磨耗させられた真理は忘れやすく、信念などを持たぬから、薄っぺらい価値の中で獰猛な子供として、オイディプス的なものから逃れられずに、権力に反することでしか、自らの役割なんかを感じられずに、拗ねた子供のように、なにかを妬み強請り嫉むことでしか、自らを刷新したり更新したりもできないような契約的な婚姻により、しあわせとは、小さな欺瞞を重ね、大きな幻想に変わり、そこにある愛を確かなものに変え、加算される儀式的な興奮により、幸福とは快楽的に消費され、傀儡として働き続けることでしか、自らのしあわせを見つけられずに、見つめる罪の先々で低劣なものを崇め、相対する先々で戒律なんかを生み出し、感覚を奪い、管轄などを用いて、今を踏み台にする。崩壊する意識の中で解放されるよろこびを軽やかに歌う精神の波形、経過してゆくよろこびの過程を飛び越えて、手懐けられずに、綺麗に結ばれる意味の中で加算される面影の豊かさに形骸化してゆくだけの本体を無視して、無差別に壊乱してゆく存在が示した値などを超越して、延々と引き伸ばされるだけの今にあいまいに唾棄されるものを踏まずにのし上がるために、この命からの決別をする。