昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

睨みつける

沈黙している宇宙の中で表記しているものを探す。暮らしを豊かにするためには、精神的な余裕が必要であり、絶えず何かを与えられ続けているだけでは、余裕はなくなり、自らを見失い、ただ欲しがるだけに終える。そのようなサイクルから逸脱すべく、自らに帰還し、すべては不必要なものであり、死を受け入れ、自らを正すための闘争を始める。事実との調和を図り、はびこる悪意に接続される無益なことがらに、前衛的な影を描き、シンクロしていく今に欺瞞すらなく、不満足を謳う君たちの女々しい一切にひろがる暗がりには、兆しと陽光を与え、愛することにより、寄りかかるものが際限なく敷衍し、オートマティックに反映される出来事の中で真理すらなく、ただ現れるものを、そのままに愛でる間に、アイロニカルなものが伝える意味のない出来事の中で、期限すら損なわれ、そこかしこで可視化されるものが、自覚などを謳う間に、栄華を極めていた世界も、刹那に消え去り、境目を持たずに、もたらされるものにより、退嬰的な制度は終わりを告げ、つたない一生に生える出来事などは、そんなに大切なものもなく、メタ的な敵意ばかりが、普遍性からは、にょきにょきと生えて、伸びる出来事の枢要さなどは、よくよく考えてみたら、抑揚もなく、邪魔なものばかりであるし、ここでの物語を他人行儀な感じにするだけで、乖離した理解から、借り物の言葉を並べては、知ったような口で、孕む意味の糸口なんかを弄り、君との決別を終え、別々の道を進むあいまいな日々の中でのいびつさに、際限なく現れる畏怖なんかが流布していく伝説なんかが、ここをまやかしに変え、愛欲なんかが憎悪に変わるころには、愛などは歪んだものでしかなく、そこでキョロキョロと探す愛などは、虚偽を孕み、確かさなどは、足かせに変わるだけであるし、君が愛しているものなどは、その愛していることに依存したいだけであるし、主体性を持たないから、幽霊みたいにフラフラと透明で、何かに憑依しては、自分のことみたいに笑うんだ。誰かを幸せにしたいとか、御託を並べるよりも、するどく噛み付くための牙や、世界を引っ掻くための爪を研ぎ、無数の場面の中で犠牲を生み出しては、提要されるものにより、凡庸なものを感じ、時間などは、意識することにより生まれ、誰かを拘束し、束縛するために生み出された支配的な概念であるし、そのような概念を破棄し、わずらわしくまとわりつく理念などにすがらずに、さっさと駆け抜け、なににも追いつかれないようにする。