昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

名残り

君のワンルームから溢れる和音、野ざらしの記憶が見せる夢に捕食された後、あらがう先には不確かなものばかりが形成され、君の面影も瞬時に消え去るだけである。化学的な伴侶、あの時の燃えるような愛も、今となれば互いを思いやるというよりも、気持ち悪く感じてしまう怪訝な日々、星たちの言語が飛び交う部屋、奇跡ばかりで満ち満ちとしている大気、その場しのぎの詩が絵のようだね、と高鳴る鼓動と同化し、一巡する思いを従え、従順に舞う葉、常日頃を模索するフクロウの幻術、タナトスが捕食する道理と法、権利を謳う家畜の枢要な価値と、ゲシュタルト崩壊する鏡の中でのアリスとの対話や、猥雑な羽根をもたげ、静謐な互換性により能動的な高揚感を有し、有限なものなどは即座に、無限性に昇華し、システマチックなものにまどろむ不平不満ばかりをこぼす我々のドラスティックな迎撃により、有用なものなどは、そこかしこで損なわれるだけに至るのであるし、あらゆる弊害に寄りかかるだけの常々のまどろみに足を掴まれては、手懐けられる領域を飛び交うカラスの須要なものなどは、モラルなんかを謳うだけで、物事の本質には一切近づくわけもなく、ただそこで分け隔てられているだけの日々の中で、はびこるものが足を引っ張り、理性なんか誰も持ち合わせてなくて、もたらされる罪にもたれかかるだけの君たちの立場なんかが放逐する所以なんかがもたらすものが、この場での幻なんかを生み出し、裁かれるだけの君たちの夢のような生活の中で感染し続ける病と過ちの数が比例し、悲観的に干渉していく割合が不貞に弄る深夜、真理は歯止めもなく応用されるだけのものに惰性に引きずられては、提要されるものに摩耗され、そこで枯れ果てるだけに至るような幼気な罪の催しにより、より良い価値なんかは見失われ、次々とイデオロギーを加速させては、つぎはぎの文明が揺動するものにより、自らを見失い、身を滅ぼすだけに至るような誤りの数々にカスタムされる私たちのコード化された日々には現実味なんてものはなく、繰り返される同じ動作の中で倒錯するだけに至るような誤りの中では、正しさを見抜くことは難しくなり、虚しく迫る結末に結合される無意味さに飲み込まれては、理性を失い、奪い合うための日々には、ためらいばかりが増える。