昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

逸脱

用無しにされるだけの、流行に敏感な道化の君も消えて、高揚感もなく、過去に付きまとうだけの君の真理に到達したかのような関連性にまつわる制度や、約束を破棄して、抑揚しては、末尾にはびこる悪意が低劣なものを持ち出して、独善的に今を苦しめるだけに至る。羽化する鳥の羽が編んだ雲に乗る神の浮腫んだ愛が、規制されるだけの精神にうとましく絡まる。爆撃を続ける戦闘機が飛び交う上空で、罪は棘を有して、誰彼構わず傷つけることだけに耽り、棚引かれる動機に錯乱しては、アナクロニズムに苦しむ期限は、自らを正すためだけに想念は駆逐され、偽装された正しさを同じ抑揚で、同じ言語で、すべてがフラクタルである機械的な君のアンニュイな思想が、世界を掃除し続け、短絡的な破壊により、増していく快楽と同化し、意思の傀儡として、奇跡を踏みにじり、現実を悪用しながら、カスタムされる精神は、清貧さを謳いながら、互いの自由を捕縛し、自らに従属させ、十全としないままに、ままならぬ精神をすなどり、自らを貧寒なものに変えるための理想や理論が、今を狭めるだけの幼稚な休日に孕んだ世界と名付けられた、退屈な遊園地で蓄積された憎悪が、背いた君を裁く合間から敷衍していく腐敗した理由が、鼻につき、追憶に追従していく形式的な背徳が、健気な恋を絞殺し、迎合された罪を規律にふんだんにかけたデザートを捕食するドラスティックな彼女。迎撃されるだけの君たちの理想などは、理性もなく今にも雪崩のように退屈な言葉を複製し、それをばらまいては、同調し、同化することで現れる安心感に麻痺するほどに、自分で考えることもできずに、誰かの言葉を借り、テキスト通りの言葉でプロポーズし、退屈な結婚に収まることへの罪を捕食している君の嫉妬心こそ、悪の根源。