昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

制限などない

管理ばかりされてヘイトが溜まる身体、身体の中から空虚な革命が始まって、私たちの世界はだるんだるんになり、中弛みに吐き出される悪意で出来たネオン街、保険をかけられた身体は、まるで他者のようだ、と乖離していく彼女の承認欲求が暴走して、森羅万象を引き裂いたことにより、宇宙も終焉に向かうらしいと、それらしい文学的なフロンティアを形成する脳内では、エンドルフィンやドーパミンが大量に分泌され、それはまるで宇宙の終わりのような快楽的なγ線バーストが炸裂し、すべては思い出すら残さずに萎むことの美しさを延々とロードし続けるゲーム機に憑依して、サラダみたいな夕焼けの色合いでお腹いっぱいになってしまった、とカタルシスに至る君の抒情的で、情報に取り憑かれた君の伴侶が、支持する政党が権力的なものを牽引するために正当化した欲望の住まいを破壊し、ノスタルジーに浸る夜の感傷的なレジスタンスたち、均等なものなどは、次なる排除を生むために自己を少しずつ引き伸ばし、少しずつスライスする自傷行為により増していく快楽や悲しみの数だけ、人間の美しさがあり、大切にすることだけが、愛することではないし、愛するが故に壊したり殺したりするんだろうし、君たちの歪んだ意思が宿命にガソリンをかけて燃やし、その風景が、何か荘厳なように思える、と語る君の危険思想も、何が危険なことすら理解もできないのに、物事の良し悪しなどを謳うだけの動機なんかが、気配を奪い、君の存在自体も有意義なものを謳うだけの普遍性なんかが打ち出した衆愚政治なんかにより、さらなる同調圧力と、同意しない者を虐め、排除するだけの退屈な論理の虜になり、労働させるために、労働の美しさを語る公用語や、混沌として、理性を損ない、即席の理由が利用することだけに専念して、捻出される苦しみが加速して、過渡期を迎えて、昔話にばかり花を咲かせているようでは、変革なんて訪れないし、誰かに支配されたくて、支配されることでしか動けない奴ら全員を弾けさせるためにディストーションを効かせて、自らの意思で踊らせるために爆音で意志を垂れ流している。そのような熱く渇いた身体、不自由ではあるが、自由を謳い誰かを騙すなんてうんざりだし、誰かを引き連れて歩くなんて出来ないし、勝手気ままに快適なままに敵を嫌いになったり許したり、あるいは嫌いなままで無関心を気取ったりおどけたりしながら、隘路を引き裂き、毛玉を吐き出し、堕落しても、フラクタルになんかなりなくもないし、前にならえなんてクソ喰らえだし、上下左右なんて関係ないし、誰にも従いたくないから、従わないで生きてきたし、それが間違いであろうがお構いなしに突き進む強靭な身体と意志に感謝したい気分だ。