昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

自由

恋や愛の時代は終わった、とうるさく付きまとう騎兵隊、立場を紡ぐ季節の汚穢をスタッカートに編纂する編集者たち、加算される義務的な幼少期から解放され、そつなく混ざり合う心が蝕まれ、まどろむ先々では、ザクザクになった感情が荘厳な思いを昇華させるために、ためらわずに結ばれる君たちの終わりのない結婚の後、シリウス超新星爆発して産まれた子供たちが革命を謳う間にたゆむ気持ちが健やかなものを形跡して、闇に巣食う起因が印象などを食い尽くし、撹拌される季節の隘路に葬られた小さな花と小さな国家たる自己、こびりつく思い出を削ぎ落としながら、ながらくに騒ぎ立てる君の疲憊した心音が縦横無尽にうごめく曖昧な支配の毛色を眺め、知り過ぎたものには、支離滅裂なざわめきが訪れ、この苦難を乗り越えても更なる苦難が待ち侘びているからこそ、無意味だ、と知っていてもひたすらにもがくのが、私たちの犠牲的な観念を怠惰に消費し、逍遥する先に擦り寄る価値が無価値なものに変わろうとも、愛したことに意味があるのか、と患う私の量子や、良俗などを謳う胎盤から落ちる物事や摂理などが、往々にして存在する隙間に質感は損なわれて、君が存在していたことすら、せいぜいこの範囲に収まることであり、この収まりの中で繁栄するものが物事を決め込んだりして、混濁するだけの忌々しい事柄の中で横柄に作用して、有する間にたむろする現れの中で本質などは喪失感に歪み、観念自体を家畜に変え、平然と支配し、価値観の奴隷として、勘違いした善悪が舌足らずなままに屠る曖昧な偽装から根幹を腐らせるための世間体などから、なぞられた日々の厭わしさにより世捨て人に自ら嬉々としてなった私はビートの中だけで存在する理由から放たれて、はびこる悪意が代用品などを生み出し、他愛もない日々でアイロニカルに現れる屈辱も接続され、怯えているが故に排外主義に陥った人々が心の拠り所にしているものなどは、所詮は澱んでいるものであるし、そこで与するものなどは、所詮は自らの不確かさ故に苦しみ同一化することにより、自らの存在の不確かさを昇華させるためだけに他人に寄り添い、自らをあたかも正しいもののように表す間に崩壊していく意識は、いびつなものを絶えず生む。