昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

抗体

支配を強固なものにするための神が嘲笑う。何かを否定してノスタルジーに浸る連中が示唆する倫理観が強制する正義により、抑止力が働き、身動きもとられなくなった君の一体感なんてものは、同一化により安心に至るような安心感なんてものは幻想であるし、あらがうほどに現れる窮屈な結末を引き伸ばしては、あいまいな日々が促す不平不満なんかにより、現実味を失い、補足されるほどにためらう君の足取りは重く、よく見れば足枷をはめられ、世界という名ばかりのものに囚われ、与えられた名により屈従している日々は卑屈な理屈をかかげ、不屈の精神を知らずに、生産的な日々は採算を合わすことに必死で、支配されることでしか得られない安心感により左右される意思は簡単に還元され、完成することもなく不安定なままに大人になった彼や彼女たちが促す批判的なものに囚われ、途端に意味を履き違え、機械的な道理に隷従する。あらゆる悲劇が促す嘆息、あてがわれた罪が即すものに服従して、複雑になってしまった精神は、悪意を抱えては、憎悪を復元するための、異形の物と化する存在の不確かさに苦しむための教育こそを破壊するための哲学を嗜む。公用のものが強制する事柄により追い込まれていく君の罪すら消費する法の道具と化する。横柄な死を乗り越え、応用される真実や、私利私欲を重ねるだけの寸胴な史実などをひっくり返し、毅然として血合いをほどこし、血の抜けた空虚な身体につめこむ裕福なだけの過去や、ここで過ぎ去るための遊蕩に耽り、生まれた途端に名前という病をさずけられ、与えられた義務により提示される一切が路肩で眠り、リズミカルな衝動が、この肖像を傷つける間に、すべては理性を損ない、生じる痛みに乖離し、逸脱するすべてはつぎはぎになり、愛したはずのいつかの思いも、静謐に磔になり、いっしょに居るだけですれ違うだけの日々で摩擦を繰り返す。修繕できないほどの溝からあふれる鬱鬱とした焦土、朦朧とする意識が妄想を繰り返し、森羅万象や真理を汚すための動機と同化し、数々の過ちにより虐げられ、今に従うほどに引き摺られる意思はずれてしまい、ずれてしまったものはずれたままで、二度と合わさることはない。