昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

世の汗

食べ過ぎで消化不良の胃の中を泳ぐ魚、適齢期を過ぎたら覚醒した人々が猛威を振るう屈辱の朝、境目すらないのが、子供の特権であり、権利を謳い、原理を見失うのが大人である、と情報的な利便性により、鞭毛を失い、鈍感であることを正義だ、と騙る連中が振り回す倫理観により快楽に至るような自慰的なまやかしにより、機械的カタルシスに至るまでの距離には、父親的な権威を牽引したフロイトは消え去り、人は狂うべく狂い、狂った演技をし、自らを誤魔化し、君と同じだよ、と嘯きながら、たよりなくつかさどる幼稚な考えが還元するものに引き摺られては、利己的な考えが蝕む容易な結末に敷衍していく一切が孕む幼稚な意味に引き込まれていくほどに、精神は混濁し、魂胆を忘れて、諦観するだけに至るまでの間にアイロニーが敷衍し、生活感を忘れるための逃避行を続けては、つたない今を貪り食うためだけに、躊躇わずに裏切るあたりから、原理はまやかしに変わり、意味は過信を生み、慢心に浸る君が見繕う猥雑な罪を確認するためだけに、すがるだけの忌々しい概念を破棄し、何が正しいのかをもう一度確認する。大きな力により偏頭痛を抱え、身体を引きずりながらも、ながらくのずれに耐えてきたプレートの反動により、起こる磁力が自律神経をねじ曲げ、厳選されるための絶え間ない痛みに耐え、怠惰な身体を傍観する。可視化されたものが迫り、最たる意味を紡ぐ痛々しい今に起算されるものが改ざんする理由が流動し、動機を混濁させ、根幹を腐らせ、崩れ去るあたりから、際限なく生まれる苦しみに似たものがねたましく迫り、監視し合うだけのしあわせから、取り上げられたよろこびに移行し、捨てられた感情が過剰に摂取した快楽の傀儡に至るまでの虚偽やらが浸透し、死に追いやられる前に、君を救う虫取り網が迫り、狭い価値から引き摺り出し、与えられた答えに怯えるよりも、自らが生み出した答えを愛せるように、と伝えるために生き長らえて来たの、だ。