昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

誰にも媚びないために

分離していく主役たち、とどかない声が反響するだけの不安なこころという孤立した部屋、死という真っ暗な家に隔離されては、証拠も残せずに散った命の一貫した孤独を手記したものが感情に磔にされ、最後の審判を待ち、短絡的な刺激が悲劇を生み、膿んだ身体が萎縮する先には際限ない伸縮と侵食を受け入れる右傾化した身体と、左傾化した身体の中庸を保つような真理などは役にもたたずに、ただそこで経過していく先の彼岸明けを傍観する死の狭間で、あいまいな自己が構築した存在というあやふやさが示唆するものが世論などを操作し、あたかも自分の正しさを表記するための目印として存在する自らの不確かさを嗜む思春期の忘我に備わる煩わしい主観が生み出す壊疽やら、信仰心により祭り上げらた、他者と同一化するほどに補填されるニセモノの思いにより偏るだけの後味の悪い結末を足掻く私たちの欠落した精神の成否を司る精神科医というニセモノの神を崇める君もクルミナルなものに支配され、誰かを騙すほどに加速していく怒りに盲信し、たび重なる罪を、誰かのせいにして、自らを正当化するために、悪とは、自らが生み出したものではなく、外から現れたものである、という幻想から抜け出せないかぎりは、打算的な支配により芝居を続けるだけの行為に移行し、いびつな真意にもとづくエゴこそ、行為の根源である、と制限を生み出すための普遍性の奴隷として書き込まれるものに扇動され、私も同じ意見であるとか、誰かの文字に責任を押し付け、都合が悪くなれば、私は言っていない、と責任逃れするのが、人間というものの摂理であるし、誰もが正しさからも、悪意からも逃れるかぎりは、正しさなどは存在すらしないし、せいぜいそこらをごまかし、支配するために存在しているだけであるし、その存在すらあやふやなままである。