昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

動き回る病

衝撃的な害獣が飛び回る脳内でのタクティクス、こぼれる黄金と荘厳な恋の音、たたずむ一切が忘我につつまれて、深淵から這い出ようとする餓鬼の手、縋る印象にしびれる大脳、予感は誠実な現実へと昇華し、ゲノム操作されて憎悪を植え込まれた私たちが混濁して、この宇宙は刷新され、あらゆる道理を書き換えて、自らの完全性により恒久的に私たちは震えるのであり、あらゆる罪を検知するだけのケダモノたちの真理なんてものは、正しさを押し付けるばかりで、なんの正しさを生み出すこともなく、ことごとくはレイシズムに結われ、誰かの身勝手な恋に引きずられ、徒らに消費されるための退屈な習慣に巻き込まれていくだけの散漫な季節が及ぼす希望。平和な島国にもかかわらず、不満ばかり溜まるし、誰と誰が別れたか?とか、誰がいくら儲けて、いくらかイイねを稼いだかとか、と誰かのことばかりを気にかけては、自分のことのように感じる先には、自分などは不必要になり、誰かのための道具になる。宇宙の外からパッシングして、邪魔者を排除して、退廃的なモラルが快適を奪うために、悲劇を操作するけど、そのような消費的な悲劇などは簡単に乗り越え、書き換えられるだけの世界に、清潔な世界などは存在しないし、君もせいぜいその場で、そのようなものやことに、収まることが、何か清潔に生活を保つ秘訣だ、とうそぶく合間に、曖昧になるだけの日々の中で、そのうち藻屑になるだけの私たちという落伍者とか、と卑下している暇もないから、悲観的になり、観点を老化させるための忌々しい君の比率なんかに加算されなくもないし、誰がなにをして、どこで誰と住んでるとか気にしているような連中の下で、用済みになるだけの今朝に結界をはったりして、孕んだ意味にアクセスし、空疎な自分が溜め込む屈辱に攪拌されたりして、再生することも不潔な君の日々が寝返りを打って、さまたげられるだけの今に蝕まれるだけの卑しい気分が抑圧させるだけの暇つぶしの現在を卑屈な理由が弄る幼稚な問題を昇華させるために世界という枷を外して、新たな世界に旅立つために、退廃的で利己的な観念を取り替える。