昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

制限がない幸福

果てしない闘争の宛先、終わらぬ対立の構図の中に現れる真実の毒性、また誰かを騙して一儲け、乱立する意味と無意味の間で配膳される依存性のある食事、ムクムクと丸々とした動物たちがあびる放射線の青、季節を繰り返し無邪気にたばねる間から生まれる真実が前衛的な夢を作り出すまでの軌跡、かじかむ動機と、自覚した途端に敷衍する行方、延々と真実が無作為に噛みつき、血だらけの機能、分離している君がレビューを書き換え、加算される意味が思い通りにならない日々を塗り替えるために打ち上げられる花火、紊乱な物陰から波及される永遠性が、制限を持たずに、もたらされる苦しみにもたれかかり、かかわるほどにわずらわしくなるばかりの君、全体主義的なネットワークから、第三の目を見開き、健在な消費に至らせるために芸術的な強迫観念をほどこし、芸術に昇華しないかぎりは、現実には帰り付かずに、戒律の刃物に傷つけられ、おぞましいものが濫觴し、緩慢な理屈が想起するものに寄り添うだけの退屈な理論なんかを駆逐し、追尾してくる面影を引き離し、悲観的な観点から離床し、前頭葉に咲く花を摘み、手綱を離して、自由とは捨てられるようなものだから、この金でしか取引されないやわな体を捨ててドライブに出かけた君のデカダンスな吐息が交差し、邪なものが通り道を塞ぎ、ふくよかな予感が歪んだ余暇を生み出し、打算的な思いがさんざめく参照により揺らぐ空間に管理され、もてあそばれた余韻から勇躍し、主体性を取り戻すよりも、尊く結ばれる私たちの邂逅をよろこぶ。無口な消費者がうろつく暗い商店街、ガラクタの論理に気絶して、フカフカのソファーで眠る君の溶けた髪、サフランで色付けられた米の愛らしさだけが敷衍しますように。