昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

純粋

理想だけの革命は、純粋な者を死に追いやり、理想に追い越された君は、自らに死の枷を嵌める。いろいろな状況が弄り合いながら、今を聖化して行く。数限りあるものの数の暴力により、無限は制度の中に押し込まれ、身動きが取られずに自身の無限性を破棄してまで、生きようと悶える。融解する悲劇、止まることができない魚たち、いつ眠るか?住む場所は?などと退屈な配役に追われるよりも速く逃げる魚になるために産まれた。あらゆる悲劇を駆逐する超巨大な足、踏みつけられた家々やビル群、世界の隙間から色彩はあふれてはいるが、ふれあうほどに増していく憎悪に気を取られ、なにも見えないままである。なにかを買って気を紛らわしても、今を乗り越えない限りはなにも意味はないし、偏見が迫り、狭い価値の中でしか働きかけるものが、今を抑圧するばかりだし、退屈な義務や、体系化されたものが示す尺度や規律が押しかけ、釈明なんかを促しては、退廃的なものに変わるだけの世界や社会や法や国家などが示す善悪や、あんたの値や、相対する君との間で隔離される物事が謳う悲劇などが蔓延して、世界は傷つくばかりであるし、あらゆる罪が謳う理由などが流動する。食い込む罪と意味の狭間で厭うための大移動が続き、つたない意味が君を機械的なものに変え、枷に変わるだけの堕落した私の切片からあふれる血の血溜まりで出来た池で溺れる君の住処からあふれる曖昧な毎日の質量、乱立する意思が摩擦を繰り返し、すり減った精神から数々の歴史が現れ、収斂する先々で漂う意識は、ただ有する意味を啄み、女々しい自己を無に帰するために、怠惰な理想を組み立て、新たに体系化されたものを組み立て、あたかも正しいもののように謳い、騙された人々がうそぶく真理、何故を捨てた君が交信する社会的な墓地をさまようゾンビと化した人々が幼稚な企みにより錯乱し、考えられぬ頭や、感じられぬ頭が抱え込んだ罪などを利用する国家などが用いた理想なんかに引きずられては、やれ正しいだとか、やれ間違いだとか、と騒ぎ立てているようでは、本質は見抜けずに、誤りや過ちの中で溺れるだけに至る。