昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

突き抜ける

狂ったままの夏の大合唱、ネットワーク上てめあらゆる木々にとまる蝉のように、墓石のようなビルに囲われた主観的な終わり、退嬰的な彼らの血族、枢要な孤独により結ばれた私たちのドラマチックな邂逅、シリアスな目玉な眺める真理や、鬱鬱とした蝉によるコールアンドレスポンス、高尚なものすらなく、ただ交わされる会話に価値すら見受けられない、と選民思想に酔いしれ、刺激的で悲劇的な日々の中で適用しようとすればするほどに、搾取されるだけに至るような闘争の中では、すべては胡散臭く、うとましいしものに囲われ、過去がどうだとか、道徳がどうだとか、とマイノリティなものにより簡単に煽られる私たちには道理なんてものは存在せず、ただ与えられた退屈で体系化した意味の中で孕む曖昧な歴史が謳う価値というまやかしの中で支配されるだけの退屈な日々を蹴散らして、迎合されるだけの歪な日々の中で加担する世界などを瞬時に刷新し、用いられる理解などが促すガイダンスなどに従わずに、ただひたすらに書き換え翻す先には、幼稚な企みなどなく、ただ悠長に現れる言葉たちが考えるより速く吐き出されて、誰よりも勇敢な足取りで、足並みなんか揃えずに、デタラメではあるが、自分の思う通りに疾しいことすら乗り越えた辺りから、新たなものが次々と生まれますように、と願うのでも祈るのでもなく、デリカシーもなく続けられる貸し借りなんかを飛び越え、もたらされる喜びを飛び越えて、自分らしくなどは生きようともせずに、自分であることすら裏切るように生きることにより、後先や後ろ前すらもなくなり、そこですがるためだけに与えられた意味から手を離し、滑落し続ける。