昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

崩壊

はなから何の意味などなく、暗く歪むリズミカルな衝動に呼応し、応戦し続ける苦しみと、女々しい君の記憶をカスタムする都合の良い晩年と、何かを失うのではないか、という不安に苛まれ、再現されるだけの日々に貶められるための普通をデカデカと宣伝し続けた国家的なプロジェクトの奴隷が云々と、有耶無耶にされ続けた虚しい日々に虐げられ、選民思想や優生思想が蔓延るネットワークから加速していく出来事がいくばくかの可能性を幾らぐらいで売買できるかだけが語られる。誰も優れてないからこそ、思想なんてものがあるわけで、自分も知らず知らずに誰かに加担し、利用されてしまうだけであるし、あらゆる意味に組み込まれていくだけの苦痛と、そこに現れる平等という幻想の狭間で、まざまざと見せつけられるあざとさに苦しむだけの価値なんてものは、所詮はそこでしか機能しないのであり、あらゆる変化を受け入れられない連中が保存するようなものなどは、内部から腐ることにより朽ちるのであり、外からの攻撃などは何の意味も孕まずに、ただ自らの保とうとする姿勢により、あっという間に朽ち果てるのであるし、そこで囚われ、捉えることができずに嫉妬に狂うような連中が持ち上げる理想などは、所詮は次なる苦しみを絶えず生み出し、団体の中では、自らの倫理観すら排除するような運動や行動を加速させ、過激になる思想は機械的になり、重複し続ける次なる快楽に依存し、大義を忘れ、ただ自らの快楽のためだけにひた走る人間的なものに攻め込まれ、自らを見失い、見当たらない愛などをあてにしながら、見解に耳を塞ぎ、組織を守るためだけに保たれるような国家などに何の未来もなく、ただそこでのさばる理由がのざらしにされ、自ら腐るのを俯瞰で見つめる自らを眺める自らを崇めるまでになるまでになる。競走や規則に振り回され続けた、たった数十年という間に曖昧に比較される善悪を掌握する全体主義的なミサイルが降るリリカルな夜、かじかむ理想が自覚するまでにまどろむ実態、際限なく現る理性を弔い、ジトジトとした褥に沈み込む。