昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

希望の城

欠乏していくだけの未来が熱暴走し、森羅万象を踏み台にしてまで、信じたものにすら裏切られ、謳われる真実と、入り組んだ意味の中で加速するファシズムの道具になり、偶像崇拝を続けるだけの幼稚な企みにより、有する価値はカタストロフを迎え、無実なものにすら罪を与えるような連中の不安感に煽られ、あいまいな結末の中でそぐうものになるべきだ、と矯正される間に、存在とは不確かになり、誰かと似ていることで安心させられているだけに満たないのにもかかわらず、抑圧され続けるあいだに査定され、サディズムが加速し、与えられる苦しみの中での快楽に酔いしれ、意思のない傀儡として、与えられる痛みの中でしか、その存在を自覚できないような存在とは、ただその痛みの中でしか生きることができずに、ただ与えられた痛みが形成する存在のようなものの中に隔絶されることにより、新たな痛みを形成し、乖離していく存在と自己のあいだに生まれる確執のようなものに延々と阻まれ、自らを損ない、行いの中で生まれる苦しみや畏怖を抱きかかえ、悴む記憶の中で結ばれる羅列やレトリックや、冷然とした自己の全容が吐瀉し続ける喉を滑る快楽の虜になったり、べったりと張り付く他者から与えられた快楽の利己的なコイルが与える熱や描写や、摩擦により、リフレインしていく自らの内部で膨張していく自らに対する憎悪が、新たな自己を形成し、分裂していく意識は、一定期間の開放と、恒久的な抑圧により、超自我は妨げられ続け、健気な自らの道具として、記憶装置を壊す悪質な電気として、経路や回路を踏み潰す怪獣として、事実に介在する聡明な精神科医や哲学者を飼い慣らす自己中な神として、相互する意識は軋轢を生み続け、誰が自分かすらも理解できなくなるほどに粉砕され続ける。