昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

無垢なままの主体

茫漠たる所以にからまる結末にねじ伏せられたコードと化した人々がたちまちに接続され、同じような憎しみを内臓に転移させ、惰性に紡ぐ意味の端々に伝わるものが木霊し、意味に位置を与え、そこに意思を与えることにより、今に迷うばかりであるために与えられる満足などを飛び越え、朴訥であることに専念し、何も持たなくとも私情を攪拌させ、ここで持ち合わせる答えを超越して、蓄積されるエゴにより荒れた肌をかかえ思春期のイラつきや、ギラつきにより羽ばたく一切が悪魔みたいな理想をかかげて、あらゆる悲劇を透過させるための供儀として自らをささげ、老いるのが怖いの、とうそぶく彼女の悲劇的な融解により、国家とは裨益することもなく、彼女の四肢をもぐための悪意だけを持ちより、善意を率いて君を売り捌くために丁寧に切り取られた足指のアンニュイとした陥落、ラクシュミー踊る刹那にドクドクと唸る心音、占うだけの祈祷師たちを蹴散らし、信じるために祈ることを辞めて、崇めるための神を作らぬように、と有する価値に寄り添い、カタトニーに陥るだけの原理に反し、夥しい接続により歪んでしまう理性が用いるエゴにより後続していく意思を持たない連中の満たされない思いに続々と迫るニセモノの起因などにより、憎しみを産んでばかりいる世界の子供であることを辞める。迎合される罪に備わる普遍性が制度に押さえつけられ嘆いている人々を嘲笑う。自分たちの首まで自分たちで締め付ける先には、何も良いものも新しいものすら生まれずに、ただ権利を奪い合い、権利ためだけに生きるような連中が求める一時的な快楽により、すべては破壊される。