昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

和む隙間

愉快な定めに酩酊する毎日、頓挫して、いたんだ足を引きずり眺める永遠、はじまりの数字に投げかける言葉のはじまりに交わるはじまりとは、どこか?と投げかける子供のような気分さ、と諭す原理の奥底でふつふつと煮える私が座る仏間で食べるバタートーストや、銀行口座に埋め込まれた命、破砕した感情をつなぎ合わせるための洗脳、茶の欲深さにより靡く紅葉、号哭する渡鳥や、炭酸を泳ぐ少女、胆嚢で磔にされたロン毛、そのようなものの集合体が神の正体である、と語る私の災いも卑猥になるような日々、君の祈りはどこにも届かず、目覚める人間も居ない。でも、そのような日々であろうと、継続していくものや、物語や言葉や文字などを超えて、軽薄な理想をたずさえ、強迫的に迫る思想に踏み躙られる前に、不死身であるこの存在の不確かさを反響させるミニマルな空間たる母体の中で加速して来た意味と意識が孕んだランダムな世界、正式なものすら、どこかでなじられ、不満ばかりをばらまく悪影響を与える、と謳う性悪説の信奉者どもがうろつく孤独な夜、孤立した観念から生える気配が永遠性をたずさえ、世紀的なものを超えて、既製品にまみれた夢を蹴破り、高揚する刹那、能動的な公共を裏切る。生きた心地もしないが、ここではないどこかでは、誰かもわからぬ余白や余波から現れることごとくの容易なものがあつらえる武器やらが迫る。公然では、平然と賄賂が手渡され、手旗信号で会話するドラスティックな老人やらが吐く唾により、新たな闇が生まれるのだ、と理念がないから批判するだけしか能がないような男たちが否定する女性像とは、自身のコンプレックスみたいだ、と語る精神科医たちの悪路を整地し、犠牲的な神がもだえる誇大妄想に擦り寄る景色や化身やらが欺す今にも欺かれないで、反くままに至る現在には、今ここすら心地悪いから、次々迫る今を蹴散らし、自由気ままに闊歩する。