揺動

　生じる由縁が次々に意志をまくりあげ、限界を持たずに、永遠をしのいでは、はつらつと瞬間をつらぬき、つらなるものが延々と季節を超えて、心象につらなる儀式的なものをとりはずし、理解を求めるよりも、ここで横暴に蓄積されたものが軽薄な理論をたずさえ、幼稚なギミックを旋回し、完成されない思いを刺激的に有し、失うものや、去りゆく者であふれているだけの世界など、とうながすようなニヒリスティックな思いが横暴にさまたげるだけの現在に比率や、貧寒なものに心酔し、侵攻し続ける意味が域を有し、遊蕩な季節をふみにじり、老化するだけの身体を横溢させては、センセーショナルな時折にひずむロジックや、路地裏にたまる意味が瞬き、慢性的な痛みを敷衍させては、遡及される物語が、物事をこしらえる以前に、陰鬱な衝動をたずさえ、聡明な時折に織り込まれる理想を移送し、印象にとろけては、熱情していく時が明晰なものを捉え、そこで途絶えることなく積み上げる先々に最たる意味を復元し、複製されるだけのことばに騙されるよりも、そこで木霊するものが、不潔な意味合いに統合され、正当性を謳うような刹那にからまる憧憬の星々が応益を求めるだけの身体に排斥されるものが、君の終わりに食い込んで、混濁していく世界の様々な壁に変わり、旺然と緩衝していく二人は、永遠をも持たずに、そこで深まることに時間すらも捨て、凍てつく季節が暴虐なものをたずさえ、幼稚な二人を食べ尽くしては、最たる意味を捕食するためのコードを絶えず生み出し、打算的に加算される要理や、有する価値に迫るロジックを舗装して生まれた道筋に食い込む論理的なそぞろさや、蒼然と現れる君の汚穢にほどこされる理論的な形状を打ち砕くために、絶えず保身を謳うだけの硬質な君の心情をやわらかくさせるために存在するような時をたずさえ、君の孤独とは、王も持たずに、立場もなく、ただ現れる根源をこげつかせ、制限もなく、ただ現れる時に対処するような規律すらもなく、無き後を仰ぐよりも、あらゆる制限を超えた先に永遠性を謳うこともなければ、そこでバラバラになっても、、燃え尽きた後に笑顔だけが矛盾した空を覆い、応じるだけの答えや、抵抗を加えるほどに、空虚なさだめを謳うだけの奪い合うや、運命論にさまたげられ、放縦なままに、季節をかみしめては、懐疑的な日常に侵攻してくる差別的な旋回や、散漫な限界を生み出し、絶えず帰路をそこない、そこかしこで逸脱し、背徳を生きた君の影が、軽減されないものはなく、また、そこで波及していくものが無限であれば、そこで有する意味などは、意味ですらもなくなり、ただ現れるものや、消えるものの影にからまり、荷担するものの中でカタトニーをかかえる。木漏れ日に連動していく高揚感がうながすエンドロールや、有する価値があいまいにしめるものが、正解を騙るような間に補正されるものなどが意思を奪い、最たる意味を補完するほどに、意思とは魯鈍なものをかかえ、応じるだけの答えの中で正解を求め、世界を退屈なもので染め上げ、生じる由縁が、憂鬱を運び出し、惰性にみちびかれる彼らの荘厳な時に寄生するだけの動機が反響し、興じるだけの由縁にそそがれる時に複製されるだけのことばが打算的な者どもを利用し、復元されるだけの幼稚な仕組みにより、組み込まれた意味を体現するための体現から、体制的な孤立から、窮乏し続ける先々で介する愛は、加算されるだけの原理の中での闘争を続け、途端に消え去る単位や、回線を混濁させるためにうながされる電流や、怜悧な今に起算されるだけの生産的な情緒や、従属するほどに溜め込む苦悩に揺動し、遊蕩な時に派生していく終わりや、そこかしこに現れる汚穢や、原形も保たずに、ただ生まれては同じ形にすらならずに、内外で果てるための計測を終えた軽薄な身体を迫害するための死をも超克し、君に折れ曲がる時が突き刺さった心臓が時を数えることを辞めた後もためらわずに続く世界から離れた途端に、償いを求めるような声すらも消え、そこでの記憶とは、宇宙との調和を続けることよりも、宇宙を定めるものからも解放され、そこで示される方法などに収まらずに、どこか違う場所や、どこでもないところで、統制されず、調和を求める以前に和解し、介するよりも総和し、全体性をかかげるよりも、そこで寄りかかり、身を寄せ合うよりも、高潔に時を愛撫し、現れる時間を解消するよりも、昇華させる。