昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

空洞

前頭葉に現れた結び目、洞穴から聞こえる狼の鳴き声、木霊する良心の御霊を食うてひけらかすムード、論理的な早朝からこぼれる木漏れ日と、愛に似たようなものと互換するために引き伸ばされた命が絶え間なく波及する憎悪と、想定されるものから逃げ出すこともできずに、観念論なんかにつかまり、つたない答えをひけらかすだけの連中が怠惰に交わる先に、本質なんてものは損なわれ、そこかしこに生まれる狂気が分岐し、あてがわれた罪や偶像の道具になるための喪失感などを安易に生み出し、あらゆる方向から身動きを取られなくするための意味なんかを利用して、抑圧され続けるだけに至るような苦しみを繰り返し引き伸ばし、悲観的になるだけの人々の群れ、蕩けた涅槃から現れる神々しい手や、手付かずの今を押し上げるために、絶えず創造を続け、つつがない生活の中には、清潔感などはほとんどなくて、そのどれもが汚れているし、そのどれもが、誰かの意思を奪うことばかりを考えているし、富や名声目当てのゲームの中で果たす義務などが欺瞞なんかを生み出し、不安を利用して、あらゆる価値に揺さぶりを与え、現れた罪を模倣する君の悲劇なんかが加速して、懐疑的な罪から乖離していく理由が流動し、荒涼とした頭から生える気配や、計画性もなく、組み込まれた意味の中で犠牲になるだけの人々が備蓄してきたものに囲われ、そこで加工されるだけに至るような陰湿な真理の中で加算されるものにより抑圧され、よくあることだ、と希望すら見出せずに、誰かや何かを羨むばかりで、何の正しさも見出せずに、はびこる悪意に飲まれてばかりいるし、いらないものばかりを増やして、いたらない自分に苛立ってばかりいるし、言い訳ばかりでやかましいし、そこでやましい思いが積み重なり、関わるほどに掛け違えていく意味は、歪なものを形成し、誰かに流され、同じであることだけに安心して、物事の本質は見ずに、与えられた情報を信心し続けているだけであり、関わることを恐れ、変わることに恐怖し、継続することにより腐敗し退廃し、誰かに責任転嫁し、なすりつけ合う罪の中で果たす義務なんかがやかましく付き纏う。隷属した罪が君を飲み込み、誰かの罪が君を操作し、かぶせられ着込んだ罪により重い足取りにより、今に嵌り、身動きも取られなくなり、今に取り残されていく人で埋め尽くされていく。