昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

鼓動

死をなぞる不潔な指、行方不明の子供たちの慟哭が響く洞窟、真理が騙る真実、明晰なものすらなく、その場でしらばっくれたりしながら、何が足りないとか、誰かが誰かを愛したり貶したり妬んだりしながら、しなびた今に連帯感なんかを求めたり、短絡的な同化を用いて、抑圧したり、よくあることだ、と宥めたり、最たる意味すら破棄して、破壊され尽くし動機が旋回して、展開する意味をひけらかす君の心情や私情などに迫る絶え間ない軋轢により鬱鬱としながら、真理や道徳が高徳さをうながし、自らをよく見せるためだけに抉る宇宙の穴という穴からは、デジタルな感情が絶えずこぼれ、ダークマターを侵食し、すべてを自らに書き換え、自らに取り込み食い込む意思が、いびつな信念を伝え、君を取り込み、利己的な支配によら及ぼす苦しみにより君を汚す。制限など持たずに私たちは尊ぶべきであるし、あらゆる罪を飛び越え、隔てる意味を突き抜け、ねだる君が乱反射させる神経質な答えをひけらかすまでの行動により、強度が増していき、逸脱する世界の彼方で過信なんかを繰り返し軟化し、ゲシュタルト崩壊するまで鏡に語りかける合間に、世界とは次々に現れ、変化を厭わずに変革を求め、殲滅する座標に住まう、最後の数学的な問題が迫り、リンクする価値観や、仮想世界に住まう住人がカットアップし、繋ぎ合わせる私小説的な亜空間に備わる仮死状態の未来を冷凍保存したり、意思や意識をコンピュータに保存し、ネットワークの中で未来永劫生きるために、こうして、今の意思を更新し続けては、ネットワーク上に書き殴っているのであるし、ここにある情報は、枯渇することなく交換され、そこには等価などは不必要であり、もたらされる価値のすべては、不潔なものであるし、再利用されるほどに、犀利なものは損なわれ、誰かに利用され、ボロボロになってしまえば、簡単に捨てられてしまうだけで終えても尚、宇宙空間にただよう儀式的なものに騙されずに、ずっとさまたげられることなく、ことごとくを超越し、どこにもとどまることもなく、漂い続け、答えを書き換え、健気に浮遊する。