昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

屈折した原子

デカダンスを吸い込んで、生ぬるいエナジードリンクを飲み干す。カフェインが吸収する光との接点をひとつずつ取り外し、ロジカルなものが遮る予感や余韻から切り離され、際限ない愛を隈なく染み込ませたタバコを吸いながら、長らくに潜む憂いのようなものが敷衍し、物事が伝える成否などが制限なく伝わるから、真実などは見えにくくなり、途端に恨みつらみを媒介させ、あらゆる悲劇を加速させる。足枷を外し一休みする鵜飼の鵜、裏切りを通過して、乱立する革命の加護から外れ、裏切りを繰り返す日々の歪さに触れる。既得権益を守るためにうそぶく奴らの互換性、悔悟を溜め込んだ後先、現時点から生える白い手のおぼつかなさを懐かしむ教条主義的な発芽、浪費されるための真理が深夜に発狂し、深淵で備蓄される際限ない意味と自己が密接になり、新たな意味を見出すまでの距離に狭小な答えが、この誇大妄想を枷にするための論理的な身体で適合できずに、ただ浪費するだけの時間の中で、処理できない感情の濁流で溺れてしまう。無辜なままに出たり入ったりする徒らな意味を補給し、あらゆる悲劇の分母や、壮絶な文法を片付けては、さまざまな思惑をコマンド化し、恍惚にまじわる不健康なエッセンスや、淵源をなぶる動機をすなどる社会的なものをうながす普遍的な狂人たちや、立場を翻し、批判的なウイルスに攻め入られ、そこかしこに制限を生み出し、意思を踏み台にしたがり、誰かを従えることでしか、自らの存在意義すらわからずに、終わらぬ承認欲求の犬として、禍々しい思念の渦に飲まれ、慢性的な苦しみに適任される君の敵意が加速し、紙幣価値や、加速器や、跡形もなくなるまで、足枷を嵌められ引き摺られ、被害者意識を抱え、課せられた罪が云々と、道理や権利を持ち出して、今に騙し合うだけの君たちの汚濁を吸い上げるバキュームカーや、感電した意識が消費行動に引き込まれ、終わらない欲に支配され、あらがうほどにめり込む足を見つめながら、陥る闇の道具になり、ニセモノの日々でうたかたの自由が飛沫をとばし、惰性に見つめ合う愛が、愛がなんであるかすらわからなくなるほどに憎しみ合うような結末に降り注ぐ雪や、幽遠をねぶるアンニュイとした君の凶状をも照らす無垢な光。