昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ハードコアな衝動

マイナースレッドの手の上のバッテン、天高く馬肥ゆる秋とチシャ猫と遊ぶ彼女の虚空のような膣、深まる罪と夕日を掛け合わせて、なけなしの金で屍のような日々をしゃぶって、しあわせなんかを謳うようなコマーシャルや偶像や情報に囲われ、あたかもしあわせそうなフリをする遭難者どもが蠢く烏合の衆、乱立するパーソナルな面影を食べ尽くす青春の退屈、酒や汗や薬で汚れたヘイトスピーチをつぶやく連中のコード、シリウスと撲滅、超新星爆発中途採用と、隣人の騒音に対する確かな憎悪と血と涙の結晶で出来たのが、この宇宙なのだ、と打算的な連中が差し向ける憐憫により狂ってしまうのが我々なのだ、と促す同調圧力が騙る大義名分や、退廃的なムードや、無感情の満員電車や、魚群やガイダンスなどがひっきりなしに迫り、世相を占う嘘つきの預言者や、疲憊するだけの日々の中で叫ぶ革命万歳や、共産党の酸性の飴や、無知ゆえに未知数である君の数多の欠如や、浪費家たちがうながす真理に基づくエゴがガイダンス化され、姿形があるがゆえに、苦しむのだよ、とニヒリズムを超克した私の誇大妄想に自らが食い荒らされ、些細な痛みから無限性の制約などが生まれ、そこかしこに制限が生まれ、踏みつけられる痛みや、産みの苦しみやらが、荘厳な呪詛を続け、懈怠する理由が対価なんかを求め、そつない苦しみを展開させる間に、だんだんと麻痺していく思いの端々をつまみにして泥酔する母を尻目に、明晰なのは、同義や同意を飛び越え、与えられた概念や信仰を打ち砕く右手や、失われた時間に反して、過去が吐瀉した紋様などをよくかき混ぜ、マーブルになるまで混ぜ合わせたあたりから、あらゆる意味は崩壊していく。いくつもの空白に書き連ねた幼少期から何も変わらずに、導かれる思いが健気に行き過ぎ、論理の錬成を続けるよりも、論理を破壊してまで、新たなものを築くという苦しむことを選び、紊乱で幼稚な世界だ、と惰性な世界を飛び越え、恒常的に思いを拡散し続けることの喜びを敷衍させる。