昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

記憶

聡明な余韻から生まれたエゴが公園で暴れているみたいだ、と、泣いている君が孕んでいる理由、要因は、その温もりある母体にだけ、答えとは備わり、その意味や因子や嫉みや幸福まで縁取り、あたかも、答え然としている様子を、要因だなんて、うそぶく連中のマーチングバンドが通り過ぎる歩行者天国ボキャブラリーもない会話が飛び交う週末の黒、あてがわれた結末に差し込まれる指、路肩に止まるタクシーの災い、全ての割合に平伏す君の良い加減な刹那、均等な境目から生まれた宇宙に住まう蝙蝠、平静を装い近付く悪意、角膜を蝕む蛭の横顔、咎められる意味や、日々の歪さに敷衍していくセオリー、肥大化する意思が打ち出した答えが示す対価、締め出された記憶に臆するだけの君たちが擦り寄る答えにより懈怠していくだけの身体がフラクタルであることが憎いのだ、と、吐露する君の感情をがんじからめにする茎や棘、統制されるだけの日々に集約していく答えに寄りかかる私の悲哀なんてものを打ち砕くたかれるためだけに保たれていた均衡、電子記号の雨が降り、紊乱な衝動を加速させる研究所で、植物性油で出来たプールを泳ぐマウス、不躾な解放を謳う革命家の嘘や、ただ、互いを煽り合うだけの対立により加速していく異物感により、恒常的な憎しみを敷衍させては、抵抗したり、枯渇したり、苛まられたり、咎められたり、別れたり、怠けたりしながら、しなびた位置から生まれた新芽に与える栄養だけが、愛と呼べる。