昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

対価なんかいらんからほっとけ

歪んだ思想が間違いを生むことによる強度と硬度、あらゆる悲劇を生み出し超克する間に生まれるアイロニー、逡巡する儀式的な慣わしや馴れ合いにより、異物感を有していく身体、すげ替えられるだけの今を放棄して、強要される意味に苦しまないように、貧相な連中が記号化する行方や、行く末を踏み躙るための巨大な足や、汗くさい君の師走や、道理が利己的に嬲り、古代的な教祖が示す神に反し、はびこる意味の爪痕に塗る薬を集め、奪われるための民を救うための旅に出て、出来合いの真実に騙されたくもないから、たくさんのありがとうを蹴飛ばして、罵声であふれた世界の本質が提示する憎しみに平伏すこともなく、すべてを弾き返し、課せられた罪に反して、判然としない今を調律し、美しい音色を奏でるためだけに生きる。なぜ強制され、習慣化させられた後に、野に放されなければいけないのか?と飼い犬や飼い猫たちが嘆き悲しむ萎んだ街、なぜ私たちは、強要され、あたかも従っているかのように演じるための社会を崇めなければいけないのか?という疑問に気付いているのにもかかわらず、ただ従うことに快楽を感じ始めるのか?あらゆる疑問はここで膠着し、あらゆる普遍性に消化され、意思は排泄物に変わり、紙幣や貨幣という糞尿に塗れる喜びにより、瞬く間に汚れ老ける、と語るような不衛生な思考にも気をつけるべきであるし、そのような考えこそ、自らを正義に仕立て上げ、全ての民に枷を嵌め、はみ出す者や邪魔者を躊躇なく処刑する。