まるまるとした地球を撫でる巨大な手、哲学的な教祖たちが散りばめた意思のようなものを拾い集め、手付かずの意味を寄せ集めては、確かさのようなものを呼び込み、新たな生命を書き込み、強制起動される日々に瞬く君の罪や理知や歪な信念の石礫が飛ぶ深夜、離散した忌々しい現実や、数学的な母や、虫歯で朽ちた歯のようなデザインの椅子に腰掛け、アンニュイとした事情が孕む窮屈な星の中で、倫理観すら欠乏し、貪婪な者が謳う価値観が可視化する未来などには、どれも共生的なものはなく、誰かの富を配分することもなく、ハイリスクローリターンで、老醜が促す独裁的で悪趣味な主観がうながす退屈で、体系化されたものが根絶やしにする世界などに別れを告げて、新たな価値を生み出すために、対価もなく続ける朴訥さを踏み躙るだけのやましい世界では、怪しい事業などがひっきりなしに生まれ、誰かの価値が画期的なものを生み出さずに、富を配分している神のような者ですら利用し、あるいはあらゆる観点を操作し、倒錯するだけに至り、争いばかりが激化し、迎撃される意味は、君の真理を奪い、謳われる苦しみに同調するばかりで、すがるほどに歪むだけの君がもたらす利子などが輪唱する神話や災いなどの供儀として運ばれる馬車の音が、延々と響くような生き方に収納され、そこでのとこしえに怯えるばかりで、なんの正しさも見出せずに、幼稚な策略を続けては、ファシズムを加速させ、誰もが今を保つためだけにがめつくなり、諦めさせるために作られた嘘を崇めるばかりで、誰かのために、何かが行われることもなく、誰かは誰かを煽ったりバカにしたり、誤魔化したり、騙したりするばかりであるし、あらゆる決意は揺らぐばかりであるし、愉快なものすらなく、すぐさま欠如を謳い、奪われるばかりの時間に置いていかれるばかりである。