昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

胸の中の宇宙

結論から答えに収斂していく値が氷の粒になり、雪を降らすまでのあいまいな冬と比喩、倫理観も自滅して、簡易な愛がネットワークを光速で移動し、退屈な理由を伝え続ける間に、卑屈な奴らが凌ぐひとときの優劣に騙されてしまった君の思念が凝固し、そこから身動きも取られずに居る。束縛された理由と、そこで固まることにより現れる自由、そこで拘束されているが故に、現れる自由こそ、本質的な自由であり、自らが見つけた自由であり、あらゆる意味から解き放たれ、あらがうほどに現れる自由が加速し、かじかむ理由が自覚する前に凍え死んでしまう前のカタストロフを乗り越え、数多の超越を受け入れ、経過していく物事が崩壊し、意識だけが昇華し、そこでの情報の一切は遮断され、何もない闇に運ばれる手前の恍惚とした意思が涅槃で遊び、バビロンから解放され、悩みや不安などは、所詮は今をなだらかにするための、おまじないようなものであるし、そこに現れるものなどは、跡形もなくなり、後から迫る理由から離反し、弔われる意識が混濁し、あらゆる意味を罪に書き換え、画期的なものすら損なわれ、勝手気ままに改ざんされる後から迫る幼稚な意味が制限を生み出す。現れる概念に囲われた意思は、自らの考えを捨て、誰かの意思に乗っ取られ、はびこる羅列に吸い込まれ、今に魂胆を失い、虐げられた自己を傍観し、超克することすらできずに、今に縛られて、そこから逃れなくなるほどに、又借りした自由は膨張し、そこでの少しの解放ですら、大きな快楽に変わってしまうような麻痺した感情がもたらすものの、道具になってしまい、与えられた理由の強固で強靭な呪詛のようなものにより、行動を操作され、自らを失い、機械的な快適さに従属し続ける。加担した意味が往復し、麻痺した情念は、誰も愛することができずに、その場で孤立し、今に凝固する。点滅する理由を追うだけの脳内は、その点滅する理由にだけ意識を集中させ、あたかも生きているかのように忙しくすることだけに専念し、自らに集中しているようで、自らから乖離し、あらゆる理解は、理解されることを否定し、今に悲観し続けるだけに至らせるような苦しみを、愛と呼んだりして今の自分を誤魔化してばかりいる。