昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

無情

何かである必要もなく、何かであろうとするほどに、迷いが生じ、今に表現することを意識し、認識するほどに戸惑いが生じ、そこに証拠を求めるほどに、高尚さは、損なわれてしまう。あらゆる決意が促す対価などに締め付けられ、使命感などが促す曖昧な手法などに簡単に騙されてしまい、痺れる大脳からこぼれる天然のシロシビン、瓶詰めにされた過去を高揚させるために見る夢、眠る先には、恒常的な進歩が現れ、あらゆる悲劇を乗り越えるために、君を眠らせるのであるだろうし、死の先には、死以上の苦しみなどはなく、その先では、絶えず乗り越えられた後に補完される物事と踊り続けるだけであり、告知され謬見であるものに焦燥感を感じ、今に固執するだけに至る。俗悪な証言に備わる文言が君を抑圧するよくある定理が結ぶ、無数の雑念に備わる苦痛や、狂信者たちが項垂れ、萎れた景色から現れる陽光に照らされ、抵抗し続ける先の通信を受信し、苦難を共に乗り越える。共に乗り越えるとは、意識や意思を掘り込み、漁られる感情がPTSDを抱えて、少しのトリガーで発症する苦しみを飛び越え、怯える先々で強要される道理に些細な痛みを重ね、あらゆる悲劇を確変させ、一切はギャンブル的な狂気を孕み、口から延々とコインを吐き出し、強要される論理にチグハグになり、成り行きで愛した君の矜持なんかをすぐさま粉々にし、教唆されるものなどに騙されずに、自らの意思だけで独立独歩し、毒性の真理に組み込まれたエゴを飛び越え、精悍な意思は災いや煩わしさを乗り越え、温かく今を出迎える。抉られた心に嵌め込む愛などは存在すらせず、そこかしこに苦しみを孕み、はびこる痛みを重用するバビロンの餌になるだけの人々の教養などは、何の役にもたたずに、今に屈折してしまう。