昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

愚行

結末も血に染まり、豊かさを謳う原始的な加護につつまれ、可動性の黙示録、欲を描く幼児の背中、運命の化合物、偽装するために促される真実の炉心、誘導されるために晒されるパスワードがハミングして、優等生たちを鞭打つ教師たちのシーズンが再開して、ドラスティックな最後のシーンでかさばるCMのような母親たちのわめき声が脳内を破壊し、審美眼すらないから、すらすらと嘘をつけるのである、とあらゆるセリフに鎮座する盗人のネコたちの間抜けな表情により、愛情が発芽して、辛辣な批評家気取りのネットワークの連中が示唆する事実のどれもが、依然として何かの奴隷のままであり、君が手招きするから、何か自然と並んでしまった的な末端神経を加圧して、詩的な呼吸を保つために恍惚としたままで、ままならぬ現在をカットオフして、つなぎ合わせたり切り落としたりする睡魔から逃れ、まだ寝れないと寝返りを打つ君の教条主義的なものを取り外し、そこでの不安などは何の役にも立ちはしないから、立場なんてものは、寝る前には取り外すべきなんだよ、と促しては、即席の理由にお湯を入れ、三分待てば、あら不思議、何か得体の知れないものが出来上がりの合図である花火を打ち上げ、敵に居場所が見つかってしまったという夢で目を覚まし、見納めの今さ、今更奪われる云々は抜きにして、ぬくぬくと育ったからには、甘え尽くすんだよ、と君たちに伝え、どこに居たっていつかは搾取されるんだから、襤褸を纏いビートを刻むのであるし、愚かであるから、枯渇せずに有り余る力を使いまくるのであり、デタラメであるから、あてがわれた理由に反し、我関せず、と感謝もせずに、胡散臭い日々に忌むよりも、果敢に挑み、見事に散りたいが故に、立ち向かう後ろ姿が轟轟と唸り、理性や倫理観を越えて、更なる意味を紡ぐのである。