昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

捲れる罪

めくるめく生まれる言葉たちをめぐる旅、偶然を装い、思いを踏みにじる。憎しみも腐敗して醜く契る夜、枢要なロジックすら負担に感じ、足跡を黒く塗りつぶし、ニセモノの理由が転々と移動し、真理に吹き付ける寒い慈悲、荘厳な朗誦により、俯瞰を跨ぐ時折に備わるエゴ、浪費されるだけの時に迫る病魔、胸裏に迫る理解をも超越した翅の音、齟齬した目的な帰路を結ぶ無数の闇、幼稚なクローンたちが徘徊する夜空に迫る余罪のようなもの、空白を埋め尽くす反省の嘘、つくづくに迫る目的もガラクタに変わり、画聖たちが描いた刹那を呼び出して、性行為に耽るための若いだけの愛も愛であると教え込んで、愛自体をゆがんだものに変化させるだけの惰性なトキメキにひしめく身体、猥雑な座標に表現を攪拌し、黒ずんだ裁縫箱から取り出した針の凡庸な輝き、均等なものなど、どこにもないからスマホをスクロールし続けたり、スクショを撮ったり、と途端に人を入れ込むだけの偶像の出会いですら、もつれてしまうだけであるし、あらゆる変化が旋回し、償いを謳い、自らの痛みまで他者に課せてまで、その痛みを昇華させるために、戸惑いを濾過し、籠城し続ける精神が受胎する子供たち、固執するだけの君の規模、壊滅した頭で一貫した不幸をハンマーでこちこち鳴らし、無くした動機を求め彷徨い、うたかたの良心や、廃絶された愛に加担し、カビた季節を着せ替え、春のやわらかい匂いと乖離する。理解すらも干からびた喜劇の隙間、時代性の抑圧に耐えかねずに、価値観なんかをぶら下げて、データ化されたものを崇めたり、出来合いのものばかりをかかげては、デタラメな日々の中で改ざんされる動機に攪拌されながら、定めもなくうろつく落伍者として、償いを用いて、誰彼構わずに裁きを下すような輩に、何の正しさがあるのか、と緩和しない痛みの中、不安感を可視化させるための、無意味な戦争が続く波形、そこで経過されていくものなどにより王冠は脱ぎ捨てられ、そこでぺちゃんこになっているよ、と咎められたり、摩耗したりしながら、ままならぬ日々を崇めたり、眺めたりする。