昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

蓄積

日常をチクチクと縫い、世界という皮をかぶって、あたかも正しく生きてます、と語るような怪しい笑顔に騙されずに、出来合いの真実を崇めるだけでは、迎合されるものや、原理的なものに支配されるだけであるし、争うほどに、現れる軋轢の沼にはまり、はびこる悪意の吹雪に震え、支離滅裂な世界の彼方で加担するものや、そこで過信するものなどに擦り寄るほどに、より良いものなんてものは、すぐさま廃れるし、価値は紙切れに変わり、可視化するものなどのほとんどは、ひどいものばかりであるし、そこで慮ったり、かかったり、かじかんだり、自覚したりしながら、しなびた仲間たちに水を与え、うるおい切った彼らのずさんなファシズムが占領を続ける過ちの街だったり、悲観的な干渉を続け、気だるさに滅んだ人々が備蓄する苦悩の濃淡を描く画家が、見つめる先に現れる苦痛などなどが、なじる隙間に現れる主体性が正確性を損ない、今に怖気付くだけであるしら現れる結末もうるさく、ただ付きまとわれる面影の亡霊に妨げられているだけの散漫な日々に加担する理由が流動し、倫理観が定めもなく、今に攻め込み、自らの善悪により、すべてを滞りなく破滅に追いやる隙間から奇跡も生まれずに、ただひたすらに批判と否定の火でもって焼かれた魔女狩りの被害者たち、貪婪な連中が引き出す価値の誤りに気付がぬ限りは、今に翳るだけであるし、今に卑屈になり、理屈を捏ねるだけで何ら正しさに導くことも出来ずに、今に潰える。