破水したキャンドル、理性もない鳥たちの帰路、ランダムな神話や、痩せた知識が降り続ける暗い大地、よそよそしい加護と不釣り合いな証拠、しわくちゃな手、倫理観もリスがガジガジと噛み付く始末であるし、群像に蕩けた至福が健気なセリフに変わって、誰かの心を気楽にノックしたりして、征服欲なんかに邪魔されずにずっとある、誰にも邪魔されない場所、退屈な友達を燃やす日、憎しみを散漫に処理する工事屋、電解質の校内を走り回る脛を怪我した女性、シワだらけの顔からは、乖離した理由から深層心理が不吉に傷ついて、機械的な領土やらを奪い合うロボットたちの閉塞的な役目、生産的なアノニマスたちや、畜生どもがうごめく醜悪な森、原始的な理知に寄り添う懐疑的なあの子の再利用する思い、乾いた感情と歯止めもない言葉、ふやかせた二十代がラジオから垂れ流れる朝、神やら何やらは、どこか分からぬところで、分からぬ答えを弄るばかりであるし、世界は鬱屈して、自らの見窄らしさに嘆いてばかりいるし、ランダムに走る意思は、独占的なままであるし、ままならぬ感情は、常軌を逸し、はびこる悪意を充填させ、終わらない悪に制限を与えられたりしているし、どこから悲劇がやってくるか分からないしで、自分はいずれとして不憫な操り人形である、と蔑む君の表情の無さに嫌気がさすし、寂れた景色から生え出る雑草の役目や、クヨクヨしてばかりはいられないのだ、よと咎めた隙間からは、盗まれたような気配がたちまちを締め付けていく。暴走し続ける散漫な犠牲を謳う中間管理職、偶像崇拝を続ける記号化した意識が補完させる物語、意識に塗布する遮断性や、生後から孕んだ季節的なエゴ、迎撃される意識の波形や、そこかしこで憎しみを組み込まれた遺伝子とモラルの階段、正義的な汚穢やら、軽薄な理想を復元しては、制限などを生み出す辿々しい午後、虐げられる意識は死地に送られ、退屈な対価を得るために、体系化した日常の奴隷にカスタムされる。