昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

威光

民が豊かでなければ、良い国は育つわけもなく、ないがしろにされた生命が見つけた疎外感により、すべては朦朧とし、何も見えず、何も聞こえぬのではなく、何も見ようとせず、はたまた見て見ぬふりをし、何も聞こうとせず、聞こえないふりをし、誰かの意見に勝手に着いて行き、見捨てられたなど、とうるさく付きまとう汚穢たちが示す不衛生な正義や、不潔な答えを体系化し、あたかも自分たちが普通であり、その普通の邪魔をするものを外に追いやり、自らの内に潜む汚さに気付きもしないで、排除し続ける先には、自らの首を絞め、自らの足を引っ張り、他者に強要し、はみ出た者を追いやり続けた先には、そこには誰もいなくなり、正しさを狼狽するカセットが擦り切れるまで、無人のスピーカーは、己の正しさを誇示し、堅持するためだけに、一方的に外に自らの怒りを吐き出し、毒や病を伝染させる。自らの過ちは誰の責任でもなく、自らに責任があり、その責任から逃れずに突き進む意志だけが、純粋な意思を見つける。力とは、そのようにだけ作用されるべきである。ないがしろにされた主観から生えるカビ、備蓄された苦悩を伴侶にして、こじつけられた意味や、その場で怖気付くだけの君の可能性、制約やら根源やらが迫り、やましい意味を突きつけ、可能性なんかを奪うだけの人々の墓地、リンクする異質な世界の狭間で、金言なんかを用い、君を裁くだけに至るような間柄から、過負荷がかかり、一切は爆発したり、作用が美しく強化されたり、そこで強要されたり、容量良く出来ずに加味したものが関わりを強固なものにし、物々しい理論が君を排除するだけに至り、労われないままに、いたたまれなくなり、いとまなく垂涎を繰り返す関連性から連動する憎しみに擦り寄る過程から、低劣な者が用いる災厄やら約束やらにくたびれるだけの毎日にそぐうことから、ことごとくは空虚なままで終わり、汚穢を溜め込み、退廃的な呪詛を綴り、理想などを謳いながら、騙されるだけに至る者たちの凡庸な幸により、ぼんやりとしながら、この応用されるだけの日々の彼方で加担し、監視し続けるだけに至るような退屈な証拠の中で競争してばかりいる。