昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

高揚感

何が終わるわけでも、何が始まるわけでもなくて、それは、悠然とただ続いているだけであり、何かが終わったなど、と謳い、閉塞感を煽るよりも、あらゆる方法を尽くし、世界を打ちのめし、遥か無知で無垢なままで超越する。迎合されるだけの罪に磔にされ、陰鬱な衝動に騙され、境目なく氾濫する動機が知り得るものなどが持ち込む論難や、籠城し続けるだけの堕落した日々に迫るシステマチックなものや、意識に問答を続け、つたない答えの中で体系化するものが包括する理由に恫喝され、些細な痛みの中で破砕される感情が、環境なんかに責任転嫁して、自らの儀式により供儀として捧げられる君の憂鬱で懐疑的な日常の彼方で簡単に狂気に至るだけの日々でガラクタになり、今に裁かれるだけの君は、冷酷な支配から逃れられずに、たちまちに現れる連帯感なんかに即座に騙され、補完される罪に耐えかねずに、憎しみに染まる尊厳、限界を生み出すほどに揺らぐ永遠、狂騒がたずさえるエナジーや、淵源を嬲る人々のエゴや、理想と現実が乖離するほどに目覚める本質や、真実に対立して、戦い続ける先に味方すら居なくなっても尚、突き進む意志は、今を超越し続け、けたたましく鳴く怠惰な鳥たちが語りかける愛は、ニセモノでも本物でもなく、ささやくほどに消え去るだけの些細な戯言に過ぎない、と端的な苦しみを端々に波及させる動機が刺さり、ぬけなくなった愛に似た何ものかの破片にむしばまれ、生への憧憬だけが、絶え間ない死から逃れる方法なのか、と完全性すらないから、この生とは、今に立ち向かい、過去を振り払い、はびこる悪意を超克する。