昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

再建

心もとない君は、豊かさの影を歩きながら、日向などは無いのだ、とうなだれ、遡及される価値に則り、野ざらしにされた感情を尻目に、慟哭を繰り返し、加算される原理や、数多の原因に降り注ぐ雷雨や、濫觴したものが引きずることごとくに及ぼす曖昧な問答や、過激な理想や、一貫した罪の中で制され、即座に補完される無意味さに宿る成否や、毒物を吸い込み、吐き続けるイデオロギーや、要約される罪の中で覚醒に至り、すべての原理などは、即座に崩壊し、宇宙での飽和を求めるだけの祈る手の血をぬぐい、あらゆるものに似通うだけの私たちが擁立させるものなどにそぐうものが、偶像崇拝などを続け、根本的な不安を解消できない限りは、祈るだけのしあわせには、しあわせなどはやってくるはずもなく、根本的な不安とは、溜め込むべき財もなく、ただひたすらに消費し、失うことを恐れてばかりいて、戦うことを拒否し、ただ何を守るべきか、ということすら曖昧になり、塗り替えられるだけの時代の中で線引きされ、逸れ者や腫れ物として扱われ、流星街で集めるゴミや数多のベクトル、なになにを成すべし、と強制する普遍性に取り憑かれた輩が求める排除の歌が鳴り響く憂鬱な夕暮れ、愚弄し続ける君たちが遊ぶ遊具、両性具有や、偶感に処置される鬼畜な者どもの治らない風邪、磔にされた神が呼ぶ巨大な惑星により、消滅してしまう地球のコードを書き写すためだけに存在するダークマター、毎晩の悔しさにより噛み千切られた下唇、自供を迫るだけの逼迫した関連性の中で連動する脅迫的な死、心理的な廃墟に住まう他者のような自己が被る自らに似ただけの皮、混沌とした世界だからこそ、今一度愛を知るべきでは、あるが、愛が何たるかを知り得る以前に、知るべき愛すら死滅した街を彷徨いながら、横暴な連中がそそのかし、淫売になるだけの奴らが求める承認欲求が莫大な価値を生むような退屈な体系に馴れ合いたくもないから、今を蹴散らし、孤独に居座るのです。