昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

霞む

プリオンにより萎縮する脳内、過程に迫る制限の藻屑、踏みつけられるだけの身体に格納される絵空事服従するだけの幼稚な撹乱、反乱を繰り返す意識と虚像との対立、大義なんてものがないから、物語の中で価値観を横柄にすなどりながら、理不尽な今を消費していき、シンボルたるネズミたちの信仰心により、崇められるゴミやほこりたち、倫理観もないから、誰もが神になるのだし、咆哮を繰り返す過信ばかりの人々が流動する景色を見つめる車内、真実の愛すらフリックひとつで消えるの、と項垂れる君も、真実の愛が何かを理解していないから、徒らに今を消費し、神経質そうに眺める先では、放棄される面影が引っ掻き回され、傷だらけになる動機が加速し、大義なんて今に潰え、誰もが私利私欲に走るんです、とネットワークやメディアが騒いでいるあたりには、しあわせなんてものは、そこら中で横柄に存在して、軽薄な理想を積み上げ、あたかもしあわせそうに演じるだけの今に平伏し、貧寒な理想が、理性もなく迫り、そこかしこに制限を加え、憎しみばかりが横行し、横溢する苦しみから機械的に遭遇する季節的な憂鬱、迎撃される心がランダムに枯渇して、遭難する意識が儀式的に崇められ、襤褸と化す身体がちぐはぐになって、又貸しされる苦悩が納期され、形骸化した意識がそこでのさばるだけの身体、熟していく永遠が絶え間なく継続されることが、永遠などではなくて、そこで瞬時に消え去る今こそが、そこでの永遠に変わり、永遠とは、陰影のようなものだね、と別れた君が語る合間には、あいまいなカタルシスが混在して、現在の定めに寄りかかる現実から和解できずに、次々に乖離していく自己が、意識が偶像を積み上げ、正しいと信じていたものですら、瞬時に嘘に変わる。