昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

窮地

奇声を上げる猿の群れ、報いを受けるための宣言を受け入れるだけの人々の無知な術、そのような術に弁解を続ける彼女たちの虚空、運命を記号や数字に変え禁忌を伝え、すがるだけの彼ら、不信感を募らせ、気配を撹乱する歪な論理を繰り返すだけの旋律を追い、延々とたずさえる喪失感により動機が吸収され、寂しさを謳うだけの陽気な連中の他愛ない闘争、甘美な結末に漂う高貴さ、記憶を片結びして、何度も同じ場面を同じように感じながら、長らくの寂寞を捕食して、保存されるだけの道理から解き放たれ、敗残する狭間で、取りこぼした命の尊さを植え付けられた最後のひととき、荘厳な面影も遥か無知な症状に攪拌され、猜疑心の虜になる後先や、宛先もなく彷徨う道理や、不吉で無感情な子供たちの残り物を食べて、対比されるだけの道化たちが向かう末路、注ぎ込まれる悪意が脳内で加速し、虚栄に司る幼稚な搾取により、干からびた胴体に蔓延る無数のハエ、轟轟と唸る風、加算される意味合いを不法投棄して、思念というゴミを撒き散らしながら、このだだっ広い宇宙の一部として、侵食していく苦悩の虜となり、隣人恐怖にふるえる無価値な人々が求める救いの声などは、届くはずもなく、そこで滞るだけであるし、時折に迫る余韻がインタラクティブになり、担う意味も誰かと相似し、時代性の悪意が羽化し、奪い合うために続く戦争から早数千年経ったあたりから性質も変わり、すべては簡単に処理されるためだけに、正気を失い、消失していくだけの、忌々しい何かが、戒めなんかを謳う間に、すべては、正義がかかえる悪の道具に成り下がり、誰かの都合でしか、何もかわらず変わったとしても、途端に破棄されたり、誰かのふところに収まったりと、まったく退屈な体系の利己的な偶像の住処たる社会での順応に従順な奴らの支配に酔いしれるだけで終えるか馬鹿。