昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

徒労

心残りの靄につつまれた校内、重複する呼吸音だけで、意識のクリーニングを終え、炎天下に響く集団意識に投げかける喉に何か支えたような君の惰性なシーン、麻痺する脳内に擦り寄る家庭環境の終わりと、陰鬱な定めに悶える君の影、吐息はナショナリズムを抱えたままで、エタノールや、艶美な結末に悶える結膜炎の少女や、そこかしこでエクソダスを繰り返して、煌めく朝に服従するラストシーンをぐつぐつと煮込んで、意識的な弊害を取り外した上で、利己的な答えが巻き込むコンテンツなどに参加するわけもなく、ただそこで跪くだけの、いじけないあいつの初々しい蛇行や、そこかしこで蠕動が執り行われ、意識下に置いて行かれた自らを拾い上げる罪の意識の手で、あるいは、除け者にされたからと、怒り心頭として、紊乱な情熱を掃き溜めにこぼして、ビーカーに詰めた公僕たる所以を、まがまがしいリズムで吐き出して、破壊的な浄化に至りながら、制限なんてものは、はなから消去して、自らの頭をこじあけて、ホースで中にガバガバと水を押し入れ、良い子なふりしているだけの、あの子を裏切り、ドレスアップされた街の言い訳がましい喧しさに託けて、正しいことなど、ひとつもしてこなかった私、逃げ惑うタナトスから、瞬く間に落ちる星、逃げ場なんてないから、愉快なのだ、と解放感に浸り、自分の意識を重複する草臥れた蝸牛、価値観なんてものは、すべてどうでも良いものさ、と口笛。