昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

僥倖

真理や文言なんかを嘯いて、生計を立てとります、とカテドラルに立つカラスが、ん?と語りかける冷えた体、物事の塊や対価、あらゆる失言と被る罪、悲劇的で散漫な形式美に支払うべき義務も礼も何も持たないから、ただ立場なんてものは、踏み外したりしながら、ただ永久に現れるものなどを、何か、そこで復元したり、複製したり、と忙しそうにしているし、ただ言い訳がましく付きまとう言葉が頭に降り注いでは、異物感を抱えては、単調な日々から飛び出していくために、絶えず計り売りや、謀る日々や、バビロンが謳う嘘などに、無限に結ばれていく訳だし、陰鬱な表情で写るインスタの顔や、仮想的な敵意を安易に打ち出す火星での悪阻や、欲望の過渡期をむかえて、全ての欲の割合は、横ばいになるらしい、と森羅万象に駆逐された君の欺瞞から、最後の予言者が現れるはずもないから、全ては、無視して無様なままに笑う。すべからく全部は、不満足ばかりを拡散しては、自らの不安や不幸を癒そうとするような、卑しい人間にファシズムに占領されている云々と語る時点でもう、ファシズムの犬であるし、知らずの内に、意思は君を飛び越え、大きな力の下に連れて行かれては、手懐けられ、焼かれてしまう結末なのだ。人は人を敬う必要はあるかもしれないが、それ以上は、やる必要もなく、やらなければいけないなどという意思に引っ張り回され、自らを見失う。