昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

冬も浮遊

世界の特異点に捕えられた人々、あつらえられた真実を、データ入力しながら、しなびた時間を愛撫して、重複する真実の谷間に沈み込む意思や意識、犠牲的な翅を広げ、厄災を振り撒く魔物を退治し、あらゆる軋轢に関さず、ただようだけで、精一杯である、と何者でもなく、誰かでもなく、ここですがる思いが、無尽蔵に行き来し、拒絶を繰り返す私は、氾濫する意識的な過ちや、離散する形を、彼らがもよおす思いの節々、乱立する意識的な危機感を雇用しながら、しらみつぶしに、調べ尽くす間に、アイロニーや、老化や、固執なんかが、修羅を引き連れ、今を一気に引き裂いた、すると、途端にこぼれる答え、慧眼を手にして、ニヒリズムを煽って、誰かを攻撃するような、やましい争いには、参加したくもないし、内情で腐敗した観念を引き連れ、何かと引き換えに、ここでの関連性を共感性羞恥で埋め尽くす君の和毛、荘厳な欠如を加え、大厄災を超えたあたりから生える角、お陰様で、退屈な日常を修羅に変えてます、と促す人々の口から現れた黒い靄。