昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

開花

能動的な青春が掴んだ永遠、カースト制に苦しむ大地が貪る逡巡、情愛と錠剤の間にかかる橋、はびこる悪意のどどめ色、酩酊する無垢な君の捌け口、通り過ぎるだけの日々の中で分散する欠陥品たる命、縋ることすらしないで、浄化される街、あらゆる戦火、軽薄な論理を携え、消費されるだけの価値観、簡易的な意思、正体不明の君たちの破傷風ハッシュタグ半減期やら、回転する星座や、氾濫する意味や、衰退するだけの都会、何かを叶えるために、全部捨てて、錯乱する現在に磔にされている自己を傍観し、様々な思惑で、禍々しくなっている世界の損失、空虚さを売りにする彼女が刷り込むネットワーク上の猛毒、森羅万象をバジュラで破壊して、鳴り止まぬ雷の最中、すべての災厄や善悪を、宇宙的な穴に放り込んで、溷濁する意識に割り込んで来る概念を蹴散らして、干渉してくるものすべてを跳ね除け、無様であろうが、自分が自分を認めている間には、保つ均衡や意思や概念すら不必要で、善悪なんてものは、もってのほかであるし、そこで補完されるもののほとんどが、都合良く自分だけが助かるものだ、と、勘違いしているが、すべては、完全に滅ぶし、同じものはないし、同じことすらないのに、誰かを嫉妬したり羨んだり、足を引っ張ったり、引っ張られたりするから、そのようなものは、幼い頃に引き剥がし、勝手気ままに、すべてを無視して、学びたいことを、学びたいように生き、怠惰に他愛無い日常を狂気に変えたりしながら、和んだり怒ったり、孕んだりしながら、ランダムに今を薙ぎ倒し、ないがしろにされているだけの、君の承認欲求なんか知るか、と、笑い飛ばし、すべてを閉ざす。