昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

共鳴

ふくよかな戒律に縁取られた幼稚な互換性、乖離していく表情や、すべての後、くだけた星の材料たる私たち人類の死罪、キュビズムと贖う衝動性、破廉恥な密度や、照合することもなく擦れ続けるだけの、道具のような過去を振り回して、手懐けられた昨日や、失い続けるだけの明日、蓄積し続ける苦悩や、脳幹を泳ぐ魚、状態は、すごく悪くて、途端に催す闇や、調教された君の誇大妄想や、揺れ動く御霊、応用されるだけの此処や、枯渇するだけの君の密度、やましい記憶と、騒々しい価格、断罪と慢性的な落伍者としての烙印、陰鬱な症状と、あらゆる境界の尻尾、整うこともなく、行方をくらます統制されない兄弟、不埒な人々の楽器隊が打ち鳴らす下手くそな太鼓の音が虚空を捕食して、ヒステリックな母親たちが、一貫して自分たちの罪は認めずに、我が子に罪をなすりつけている間にも、ずいぶんと時間の無駄にしたよねと、根暗な商業施設で、保たれる正常性も、かんたんに打ち砕かれ、とたんに親友ですら簡単に裏切り、壊れた理解が乖離して、快楽的な恋が終わりを告げ、ひれ伏すだけの彼女、飼い殺しの君、無くした思いの硬度、食生活の苦しみやら、猜疑心にうずくまる苦悩やら、高濃度の靴、痩せた鉄棒や、夏祭りの屑、冬の風物詩やら、即席の狂気やら、複製された真実や、陰鬱な焦土やら、粛清された闇、浄化された君や、屈折した過去、分断された幼稚さに感染していく矜持、廃校に住まう哲学者が配るお菓子により狂った子供たちや、空白を埋めるために付き合う恋人たち、復唱される真実の均等さとの乖離、理性すらも老けて、聡明さを失い、たどたどしい熱病の最中、多目的な苦しみに裁かれる幼稚なギミック、群像にとろけるレジスタンス、分散される猜疑心や、抵抗するほどに食い込む実情、敷衍した木漏れ日により垂涎する春、ピカピカ光るスーパーの中でプロポーズして、普遍性から外れて、文化的な実像や実存が生み出した憎悪からも逃げ出して、飛び立つ先には、最たる意味もなく、ただ、その場で司るものに掌握され、退屈なものに依存するだけで、すぎる時間と睨めっこする。