昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

歩くたび

AKIRAツァラトゥストラが寝転がる本棚、タナトスと羽化やら、神聖な秩序やらが氾濫して、はびこる悪意が加速し、バジュラや装甲車が踊る夜、みんな居なくなったって、考え方を変えれば、みんなは、そこら中に居るし、恐れる必要は無いんだよ、と、耐え難い不安に苛まれている子供たちをなだめる保育士たち、不文律にからまる偶像、斡旋されるだけの日々と、何処かでのビートニクの闘争に参加して、詩や小説や写真や絵の汗を流し、通り抜けるだけの被害者意識が加速した市民たちのグノーシス主義、高濃度の夢や希望を摂取して、バルサミコソースがかかったゲル状の花、論理的な胡椒をかけて、セオリーを無視して、幼気な日々のありがたみが浸透し、深層心理を汚すだけの、せん妄をかかえ、堕落した答えの中で、拘泥するものが、答えに擦り寄り、理解に至らずに、その場で改ざんされ、彼らは、悲しみの仄かな香りを手繰り、誰かの意志を奪ったりするし、まったりして、もう、余っているだけの日々の中で、高揚する思念が受理することごとくの過ち、記憶を消去され、さまよう機械的な人間たち、猫型のやさしさがしみいり、このまま、なんでもできるのではないかと思わせる丸っこい手、憎しみなんてものは、誰かが生み出した人種や規律や権利なんかにより、偏ったり陥ったりするんだし、誰かの憎しみなんてものを借りてまで、誰かを傷つけることに、何の痛みを感じられないような連中が右往左往し、今を通りにくくさせる。