昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

成否に蹲る

早い春の始まりにより、最も死に近づく木々、もつれるそぶりを見せながら、散り行く定めを受け入れる木々、エモーショナルなフクロウが出迎える深い森の表情、分断されるための正義が、猜疑心なんかをくすぐり、人々を扇動する。土臭い午後、冬の太陽が曇らす比喩、火傷した悔悟や、吸収された他所、退廃的な化粧を終え、ニキビつらの青年期のエゴイズムがおこがましく回転し、紊乱な私情を吐き出す口を縫い上げ、加工された日々を裏切る。代償を孕んだ愛憎、憎しみばかりの構図、散々な現実を漁りながら、貴い理解を崇め、センチメンタルに川に石などを投げながら、唐突な論理にぶつかり、多目的な実像が及ぼすシンクロや損害の数、数多の損益の実害、散漫な拒否やらが示す差異やら聖戦、かまけるほどに増してくる距離感やキュビズム、むしろ骸のような状態で、この球体の上を徘徊しては、わずらわしい時をハッキングしたり殴り倒したり、泣いたり孕んだりしながら、荘厳な時に互換される政治的なエモートを拒否し、青ざめた誓いのキスの後、せん妄により震える犬の性悪説や、アイデンティティーを破壊した後の愛などが、狡猾で恍惚とした一貫性を見せてくれるなどと促す騎士たち、清艶な時に押し広げられる愛のようなものだけが、世界を正解に導く的な発想の危うさに気付き、無様ではあるが、孤独でも、禍々しい実像には打ちのめされない。