昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

詩的な廃墟

暗号化された余韻が迫る。不躾な昨日が悔悟を謳い、現れた分断により、さらなる溝が的な憎悪や私怨の膿、解体された深夜を広い集め、メタファーを千切るランボーが乗った商船で、希望を鞭で打ってまでして、何か正義を謳い、怠惰な理想が順繰り迫り、整合性もなく、ただくたばるのが私たちであるし、何か勘違いして、永遠の命を手に入れたみたいな顔をしては、何かを恨んで、そこかしこで誰かを利用して、妨げられるばかりで、何が真実かも分からずに、ただ、支配されるがままに緩慢にならざるおえない、と語りかける原理的な症状、数多の称号を携え、対立を深めるだけの自由を求めるが故の軋轢、傷を癒すための言葉を飛ばして、漂う意識が応用する心理的な強制から逃れて、昇華する意識が群像にとろけ、ねじ伏せらた過去から生える木々、冠するほどに焦げた匂いが氾濫し、色っぽさに包まれた日々の内側、能動的な意思が錯乱して、しあわせな世界を壊してしまう前に、伝えるべく息吹く物事、ただよう一切は、即席の自由に捕まえられた、可哀想な子であるのだ、と絶え間ない闘争、物質の花がほどけて、飛び散る毒、悔悟を謳う脊髄反射の空想家たち、火傷した季節を愛撫して、衝動的な君が火照った夜の終わり、ほとんどの結び目を強固なものにして出来たのが、このだだっ広いだけの宇宙空間なのよ、と教えた母、理性なんか捨て去って、プリミティブな愛に花開いて、数々の過ちを超越して、あらゆる展開を出迎えるための、ただの大きな器や甕として生きて、祈願なんてないし、悲願なんて見当たらないから、見渡しの良い場所で、紊乱な焦燥感を加速させるだけの虚しい集まりから離れ、ただ、この私がある限りは、全ては、安泰である、と。