昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

足音

ブヨブヨとした世界のお腹、湿度は不快感を示す一方である、と、空間的な軋轢による絶え間ない消費により、地球の資源は枯渇して、地球の内部がカラカラになるまでの虚偽、敷衍していく質問の数、行方不明の猫や犬のチラシに涙する子供たちの尺度、あらゆる不幸をフォーマットするためのアップデートや、いらないデータの削除を続ける脳内、この身体や心は、所詮は作られたものであるということによる連帯感により、簡易的な正解に蝕まれた忌々しい現実、現実味すら無くなった君の悔悟による焦慮の最中、さびれた景色に寄り添う、形式的なものの迎合、即座に揺らぐ結末を襲う五月蝿いだけのショービズ、紊乱な尺度から生まれた空白、空襲により、焼け野原になった都市、都会は、解消されることがない闇を抱えている、と、ネガティブな君が腐乱した軌跡を煽るようなSNSの中での裁きを超越して、ニセモノの厭世観に騙されないで、ないがしろにした今に降り注ぐ黒い雨、曖昧な象形文字を登り続けるアリのような気分で、言説に捩れていく真実の毛色、濾過していく終末を斡旋する疾しい神をでっちあげる連中の政治や宗教を飛び越え、今に超越を繰り返し、誰にも捕まらないようにする。