昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

快晴

あるなしなんて、誰にも決められるものではないし、複雑に乖離した理解がうたう正解に騙されてばかりいるし、気を抜かないように、情報に引き摺られないようにして、浄土へと向かう坊主たちの後ろ姿、がらんどうになった身体につめこまれた、キャラメル味のポップコーン、硬質な現状をやわらかくさせるための母の手、願い事も遠ざかる他人ばかりの家、現前で果てた命に、もう一度息を吹き込む芸術家、さびれた進路を歩き、崩壊した世界をつなぎ合わせるための呪文を繰り返し、加算される意味が集約され、約束を突き破り、補完されていくだけの意味を逍遥させては、墜落していくだけの追憶に促すべき愛の居心地、寛容な意味の中で木霊する君の意思、怯えるほどに、豊かさとは、ニセモノの真実をばら撒き、君に何かを買わせようと迫るばかりだし、打算的な罪が孕む忌々しい現実を締め上げるための縄、猥雑な干渉により、私たちとは、行き場所を見失い、ないがしろにした今から溢れ返る時代的な過ちやら、誤りなんかが枯渇させる燃料、隣人が誰かもわからないのに、退屈な対価を生み出す悪魔的な戦争により、領土を奪い合うばかりで、何の答えにも導かない愚かさを可視化するために、第三の目を開眼させた老婆、バルコニーでは、いまだにロボトミー手術により、転がる海馬が復活させる場面場面での転換が加速し、退屈な足枷を外して、多目的な対価があらがう世界の中で、主軸を失った君たちが祭り上げた神というやつは、人を傷つけるばかりで、何の導きにも至らずに、至らぬ自分を、傷つけてばかりいるの、だ。