昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

荘厳な愛

身に余るほどの幸福と、コントロール不可能な今、蝕む昨日と、強固な明日、超然とした反社会性、反復する狂気と普遍性、生活感に囚われた感情から切り離されたエゴ、傲岸不遜な連中が示す差異、浅薄な連中が引き出す資産や、損得勘定で思案する奴らがすり替える答え、退廃的な観点から生み出された言葉たちの夜更け、あらゆる還元が緩やかになった先、寂れた記憶から巻き戻されていくことに従順である君が、従えたエモーションが、響き渡る長い廊下、運命論者が促す逃避行への工程表、倫理観が悴んで出来たのが、このだだっ広いだけの宇宙空間であるとか、微細なものに目をやらずに語りかける彼の資産価値やらを調べ尽くす彼女たちの希望、希望とは、独占欲に引き摺り回され、自覚する前に朽ちるだけに至る私たちの起床。想念に邪魔され、迎合されたものを受け入れるだけの、堕落したフラクタル、相似する次元や、言葉のアンサンブル、分散する定理や、薄暗い部屋、仄めかされた愛の端くれ、論理的な収容所では、延命処置を拒否した孤独が、自らの翅で飛んで行くのを見たとか、刹那的な観念の接続により、私たちは、雷に打たれ、ないがしろにしていた愛から蔓延る罪などに、手懐けられ、絢爛豪華で、ビジネスライクな会話が木霊して、対話が保管されていく意識下に現れた太陽のようなあなたにすら、気付かずに終えるのが、人生である的な綺麗事から旅立ち、誰にも捕まらないようにする。