昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

散漫

鈍感であること、動きすぎないこと、ことごとくに散りばめられた、当たり前の激情の住処、寛容な世界から横溢する愛、横隔膜に張り付く寄生虫や、旋回する意識にからまる起源、静謐な予感から加速していく動機や、あらゆる結末と擬似的な君たちの週末、深層心理の廃棄物や、悠遠に伝わる気持ち、何かにそぐうために、爆ぜる思いなどのどれもが、何かの奴隷であることに、嫌気がさすし、ここで健気にまじわる先では、肉体から乖離した精神が、徒らな消費を続け、昇華しきれぬ君の思いのようなものが、そこかしこで氾濫し、度重なる苦痛を逍遥し、信念や、制限なんかに寄りかかる窮屈な互換性が、かかずらうだけに至るまでの、代償なんかを謳い、君を責め立てているし、陰鬱な狂信者たちが迫り、証拠も残さずに、混濁していく意識や、驕りにより、事故に巻き込まれてしまうだけの狂気のような瞬間、くらべることもなく、いつも空腹で、複製される真理や過ちの数々、論理的な詩が殺伐とした観念を形成する頃、言葉はまやかしに変わり、君を意識下に縫い付け、誤りに気付かぬ限りは、傷付き続けるのだ、と、餓鬼どもが、勝手な真理を押し付け、横暴な思想が、人の人生にすがり、人の人生を強請り、人の人生を生きるべきだとか、きっと杜撰な管理社会を崇める社会主義的な規則にがんじがらめになり、餓死する間に、すがるほどに、食い込む首輪や、春風に巻き込まれる修羅や、鼻風邪で苦しむ記号。