昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

刺激

戦闘機が飛び交う深夜、もう戦争は終わったんだと語る兄弟たちが吹き飛ぶ。心音がプラトニックに入り混じり、ねじ曲げられた思い出の破片や派生なんかが、カタルシスを求めては、破滅的なものを追い求めるような曖昧な示唆から、感覚はゆらぐから、君のことなんて瞬間で忘れて、永遠に入り混じる風景や、焼けただれた胃から放たれる動機が、金銭を求めるから、ニセモノの日々は鈍色に変わり、かかわるほどに物事は真理を吐き捨て、破壊的な同意から、僕らは憎しみを敷衍させる。誕生日が血で染まる国、肉声を捨てたトナカイたちが歩く雪景色、形跡を追い求めるハンターたちは、二回目の人生を堪能しながら、永遠回帰を捨てて、廃れた感情が肌に触れ、夜がしなびていくのに悶えている。支配的な夜から逃れ、倦怠感に刺されては、何事にも左右されず、連帯感なんて無視して、むしばまれる思いから離れる。弾けた青年たちは、永遠に捕食され、端々に彼女たちが隷属させる思い出などが堕落しながら、フラクタルな感情が、システマチックに混じり合い、いたわることを忘れ、悪意を加速させては、意識に枷をはめて、世界に対して報復をうたうだけの、惰性な感情が、管理下に置かれ、犯した罪の分、配られるお菓子なんかで脳が溶けて、吐血を繰り返しては、猥雑な日々に貪られる動機に浸るだけの、論理的な気配を破壊して、意識に境目なんかを生み出す前に、軽快にダンスしては、背く速度や、悠遠にからまる世界線なんかを切り刻んで、はびこる愛の大切さを見失いながら、長らくにそなわる苦悩なんかが配膳され続け、朦朧と空に織り込まれていく言葉が旋回して、天命をよぎる風や、深まる季節が化膿して、矛盾した今を切り裂く。